波の歌が聞こえる (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「自分の育った町に一片の愛情すら持たないなんて!」セクシーな真紅のドレスに身を包んだケイティは、公衆の面前で男に足払いをかけるとたんかを切った。相手はサンフランシスコに本社を置く大企業の社長アダムだ。周囲の視線を集めて悠々と立ち去る彼女の後をアダムが追ってきた。“やったわ。やっと彼の注意を引くことに成功した”故郷の町マーブルシーは今、瀕死の状態にある。町に工場を誘致しすると公約して次期市長に選ばれたケイティは、何度もアダムに会おうとしたのだが、無視され続けていたのだ。昔は幼い恋心を抱き合った仲だったのに…。16年前、アダム一家は突然町を出てしまっていたが、故郷を救ってもらおうと意気込む彼女に彼は意外なことを言った。「きみのお父さんがぼくらを追い出したんだ。ぼくは恨んでいる」しかし数日後、彼はどういう風の吹き回しかデートに誘ってきた。
海鳥の歌 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
結婚に失敗し、歌手としての自信をなくして6年ぶりで故郷のフロリダに帰ってきたクレアは、砂浜でひとりの男と出会った。「わたし、砂のお城をつくる名人よ」「ぼくはディラン。浜辺と太陽の熱愛者です」ふたりは一緒に砂の城をつくって夢のようなすばらしい一日を過ごした。行きずりの男とのすてきな一日の思い出は、いつか失意のクレアの心を慰め、これから新しい人生がはじまりそうな予感となった。そしてある晩、二度と歌うことはないと思っていた歌を兄のバンドに頼まれてディナー・クルーザーの船上で歌った。クレアの前に、ふたたびディランが現れた。
波の歌が聞こえる (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「自分の育った町に一片の愛情すら持たないなんて!」セクシーな真紅のドレスに身を包んだケイティは、公衆の面前で男に足払いをかけるとたんかを切った。相手はサンフランシスコに本社を置く大企業の社長アダムだ。周囲の視線を集めて悠々と立ち去る彼女の後をアダムが追ってきた。“やったわ。やっと彼の注意を引くことに成功した”故郷の町マーブルシーは今、瀕死の状態にある。町に工場を誘致しすると公約して次期市長に選ばれたケイティは、何度もアダムに会おうとしたのだが、無視され続けていたのだ。昔は幼い恋心を抱き合った仲だったのに…。16年前、アダム一家は突然町を出てしまっていたが、故郷を救ってもらおうと意気込む彼女に彼は意外なことを言った。「きみのお父さんがぼくらを追い出したんだ。ぼくは恨んでいる」しかし数日後、彼はどういう風の吹き回しかデートに誘ってきた。
ぬくもりを再び―2000年には:再会を (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ジョーは警官の仕事にすべてをかけてきた。孤独なジョーには、警官としての誇り以外何もない。彼が、命ともいうべき警官のバッジを奪われる窮地に陥った。優秀な弁護士が必要だ。しかも、彼がいかに誠実な警官かを知っている弁護士が。ジョーは別れた妻マギーに弁護を依頼した。マギーはもちろん優秀な弁護士だ。依頼され、引き受けた仕事は完璧にやりとげる。だがマギーは、ジョーと再び会うのはつらかった。離婚から七年。ようやく新しい人生が開きかけている。とても優しい婚約者とその娘とで、新しい家庭を築くところだ。ジョーに再会して、いまだにどれほど心が揺さぶられようと、彼と再び恋に落ちることなど、決して許されない。
おてんばなスパイ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
どしゃぶりの雨が降るボストンの裏町。人通りがとだえ、あたりは薄暗い。叔父が経営する古書店で店番をしていたコートニーは、大好きなミステリー小説を閉じて窓の外を眺めた。今にもなにか事件が起こりそうな午後だ。と、長身で肩幅の広いレインコート姿の男が突然通りに現れた。黒いセダンが近づき、なにかがはぜる音とともに男は倒れた。なんてこと!今読んだ本と同じシーンじゃないの!男は大学教授でショナサンと名乗った。彼が持っているゴーリキーの手稿本が原因で襲われたという。なにか大きな軍事機密がその本には隠されているらしい。スリルと冒険に憧れるコートニーは、彼に手を貸すことになった。KGB、イギリス情報部、謎の美女などがゴーリキーをめぐってコートニーとジョナサンを黒い渦のなかに巻き込んでいく…。
春になればきみは (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
恋人のロイを空港で待つルーシーに、見知らぬ男が声をかけてきた。「ルーシーだね?ぼくはジェフ、ロイの友人です」いったいどういうこと?ロイはどうしたの?大金持の慈善事業家ルーシーは、ここメキシコのコスメル島で、ロイと初めてふたりきりの休暇を過ごすはずだった。ところが急な仕事が入り、2、3日遅れてしまうというのだ。かわりに、元プロのアイスホッケー選手ジェフが来たらしい。とりあえず、ふたりは夕食をともにすることにした。まったく妙なことになったものだわ。複雑な思いにとらわれながらもルーシーは、ユーモアがあり、一緒にいて楽しいジェフに好感を持った。その夜、彼女は自分のバンガローで50万ドル入りの袋を見つけた。ジェフは麻薬取り引きがらみの金かもしれないと言う。思案に暮れている矢先、ルーシーは何者かに襲われた。
緑の館 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
会計士のモニカは7年ぶりに故郷のギレスピーに戻ってきた。亡くなった大伯母の遺産を相続するためだ。それは百年前の家並みを復元しようとしているサットン街に立つ、いわくつきの“家”だった。まだ修復中で、相続人には完成させる義務があるという。彼女はその家を見てがっかりしてしまった。まるでデコレーションケーキのようにけばけばしく、悪趣味な緑色の壁ひとつ塗り替えるのにも許可がいるらしい。そのうえ売りに出すこともできないというのだ。モニカは、サットン街史跡協会の会長である若い弁護士に会うことにした。「まあ、ドルー。あなただったの」彼は家が隣同士だった幼なじみで昔から憧れていた男性だ。思いがけない再会にモニカの胸は高鳴った。
黒髪の狩人 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
二カ月前、デパートの宝石売り場で盗難事件が起こり、嫌疑をかけられていた女性店員が自殺した。そして今度は毛皮サロンが被害にあい、サロンのオーナーの息子アレックスが調査に乗り出すことになった。容疑者は二週間前サロンの主任になったばかりのキャロラインだ。美人で華やかな雰囲気を漂わせる彼女にアレックスは興味を持った。しかし、調べていくうちに彼女が実は弁護士であることがわかる。「犯人じゃないと言い張るなら、どうして身分を偽っているんだ?」「なぜ姉があんなことになったのか、真相を突きとめるためよ。自殺した宝石売り場の店員ジェーンは、わたしの姉だったの」“キャロラインと彼女が姉妹だったとは…”アレックスには、ジェーンとのことで知られたくない秘密があった。
愛が見えなくて―シェルター・バリー物語〈1〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ベッカとウィルは子どもにこそ恵まれなかったが、長いこと、絵に描いたような幸せな結婚生活を送ってきた。だが、あんなに待ちわびていたはずの妊娠が確認されたとき、ベッカは大きなショックと不安に揺れることになった。すっかり諦めていた出産に対処する自信がまったくない。もう若くなく、リスクを負っての出産は危険だと医師は言う。それを正直に夫に告げると、ウィルはまるで見知らぬ女を見るような目で彼女を見た。彼にしてみれば、子どもは二人の長いあいだの念願だったのだ。出産を迷う妻など、どうしても理解できない。その日から、なんの疑問もなかった結婚生活が急に崩れ始める。結局のところ、二人とも、相手のことが何もわかっていなかった。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クイン,タラ・T.
アメリカではベストセラーリストにその名が載る人気作家。日本でも近年人気が急上昇している。オハイオ州の生まれで、七歳のころから物語を書き出したという。ヴァイオレット・ウィンズピアの大ファンだった。十六歳からは地方紙に書き始め、大学卒業後、高校教師をつとめながら雑誌にも寄稿。プロデビューは1993年スーパーロマンスから。このデビュー作がRITA賞最終候補に残り、一躍シリーズのトップ作家の一人となった。三部作に期待が集まっている。現在、夫、十代の娘とアリゾナ州に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
雪の天使 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
騒がしいパーティーの席を抜け出し、リサはほっと息をついた。昼間は宇宙飛行士を代表して出席した上院の聴聞会でNASAの予算削減を計る議員とはげしい応酬を交わし、夜は政治家たちとの社交辞令のやりとりでリサは疲れはてていた。そのとき、ドアが聞いてひとりの長身の男性が現れる。予算を管理するやり手の上院議員のケビンだ。ふたりはお互いの身分を明かさず、気晴らしに夜の街へ出た。ケビンと愉快な夜をすごしたリサは翌日には彼を恋しはじめたが、その同じ日にケープカナベラルから緊急指令が届く。そして、故障した宇宙船と乗員を救援するためリサを乗せたディスカバリー号は宇宙に向かって発射された―再会を約束したケビンと、ふたりの未来を地上に残して。
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